第8回中国成都国際養老服務業博覧会出展、四川省成都市訪問報告2025.3.7-9

1.成都市はどのような街でしょうか?

 成都市は、重慶市、上海市、北京市に続き、中国で常住人口が2000万人を超える4番目の都市。2020年の第7回国勢調査の結果によると、成都市の常住人口は11年前より581万9000人増の2093万8000人。四川省の人口の約25%を占めています。

特に高学歴の人材が成都市に集まるようになっています。過去10年間で新たに増加した約600万人のうち大卒人口は535万人に達し、総人口の25.6%となります。


おおよそ京都市内程度の高齢化率の地区が多いですが、20%を切る若い街との差があります。「老有所養(安心して老後を送れる社会)」「老有所医(医療の充実)」という考え方のもとに、経済・社会の発展全体に「積極的な高齢化」および「健康的な高齢化」の理念を組み込み、高齢者福祉事業の質の向上を目指しています。日系企業の進出も目覚ましいです。


2.第8回中国成都国際養老服務業博覧会の様子

日本パビリオン22社が出展していました。展覧会には多数の来場者があり、「重慶より多い」と主催者側もびっくりしている。山東省、河北省などかなり離れたところから「このためだけ」と来られていました。

多彩な福祉用具の展示、認知症ケアセミナーの開催など、本格的な介護需要の広がりを感じる。中国製品もだいぶグレードが高く日本の施設に置かれていても不思議でないくらい。


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